「それでは、
おはなしをしましょうね」
ドキドキハラハラ、ワクワク。
あははは! わぁ…。ねぇ、それからそれから?
話を聞く子どもたちの表情はくるくると変わり、
まるでものがたりの中にいるみたい。
めぇめぇ、ワンワン、ビュー、ゴゥゴゥ。
読み手が声で臨場感を加えると、
子どもの豊かな感受性は、部屋の中から大きく飛び出して、
高く、遠く、どこまでも広がっていく。
さあ、読み聞かせを「聞かせよう」
そして、みんなで読み聞かせを「してみよう」。
良いことをした人が幸せになり、平和が訪れる。
そんなしあわせのものがたり。
まずは著者である出村孝雄の声による読み聞かせを、お届けします。
出村孝雄の
読み聞かせ童話
PICK UP
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おはなしを聞く
- 山びこ
- やまびこ
いつもたべた後に何かおねだりをする癖のある三ちゃん。ふしぎなおじいさんがおいしいものがたくさんあるという「なにか山」に連れて行きます。でもそこで「何かあ」とさけんでも帰ってくるのは同じ声。いくつも山を越えていくうちにお腹が空いてしまい、おにぎりをもらいます……
こえ:今角夏織え:田島和泉15分26秒
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おはなしを聞く
- みんなよい顔
- みんなよいかお
野原の一軒家に住んでいるおじいさんが飼っているブタ、ヤギ、サルは人間の顔が大好き。ある日自分たちの顔が人間に似ていないのを知ってがっかりし、家を出て仲間のいる山に行ってしまいました。おじいさんはいなくなった3人を探しに山へ行きます。懸命に探しているおじいさんを見つけ……
こえ:安藤麻紀え:佐藤由吾20分9秒
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おはなしを聞く
- さらわれたタロちゃん
- さらわれたたろちゃん
海べの村にタロちゃんという赤ちゃんがいました。ある時、タロちゃんのお母さんは、海で貝に挟まれて困っていたサルを助けます。その頃、村には大わしが動物をさらいにきていました。ある日とうとうタロちゃんが大わしにさらわれてしまいました。さあ大変、お母さんはわしを追って山にきました……
こえ:出村孝雄え:安田裕美14分36秒
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おはなしを聞く
- お山はみどり
- おやまはみどり
親切なクマタロといじ悪なコンキチはとなり同士の山にいました。1羽のハトがコンキチに噛まれて倒れているところをクマタロが助けてあげます。元気になるとハトはお礼に数え切れないほどの木の苗をくれたので、クマたちは苗を山に植えてみどりの山にしました。ある日大雨が降り……
こえ:戸田恵子え:中川貴雄19分10秒
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おはなしを聞く
- 柿の葉っぱ
- かきのはっぱ
青い小さなかえるが柿の木に登り、喉が渇いて困っているとやさしい柿の葉っぱがしずくをくれました。強い風からも守ってくれました。やがて秋になって寒くなり、柿の葉っぱが赤くなるとかえるは別れを告げ、土の中にもぐります。思いやりのある葉っぱは仲間と一緒にかえるの上に散って……
こえ:青柳糸え:長谷部はるか12分56秒
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おはなしを聞く
- 歯が抜けた
- はがぬけた
強欲なジャックとお嫁さんの家に、おじいさんがきて鍋の肉がたべたいといい、お礼に角の数だけねがいをかなえるふしぎなずきんをくれました。おじいさんを村境まで送ると馬が動かなくなり、怒って「この馬死んでしまえ」というと馬が死んでしまいました。口に出す事が次々に実現して……。
こえ:出村孝雄え:小島啓15分59秒
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おはなしを聞く
- 負けたっていいの
- まけたっていいの
ウサコちゃんはコンタと綱引きをして負けましたが、平気でニコニコしています。次の日ワンキチとかけっこをして負けましたが、やっぱり笑っていました。また次の日、ワンキチとコンタが象の水おけにのぼる競争をしようといい、また負けました。ところが勝った二人が水おけに落ちてしまい……。
こえ:出村孝雄え:田島和泉14分19秒
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おはなしを聞く
- やせたヤギ
- やせたやぎ
ライオンの王さまの庭でみかんを盗んだオオカミは、ヤギの家に逃げましたが、見つかってしまったので、ヤギを巻き添いにして二人ともろうやに入れられました。ろうやの中でオオカミは、毎日ヤギのご飯も食べてしまいデブデブに太りました。ヤギはとてもやせましたがいいことを思いついたのです……。
こえ:出村孝雄え:清水慎太郎13分35秒
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おはなしを聞く
- 池に落ちたモグラ
- いけにおちたもぐら
ある日池にモグラが落ちてしまいますが、コイやフナ、メダカがカメに頼んで助けてあげました。しばらくたってから日照りが続き、だんだん池の水がなくなってくるので、池に住んでいる魚たちはどんどん元気がなくなってきました。そのときどこからか声が聞こえてきました……
こえ:温水洋一え:波田佳子13分22秒
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おはなしを聞く
- シカのめがね
- しかのめがね
目のよく見えないシカがいました。友だちはカエルだけです。ある晩、お腹のすいたヤギに残り少ない野菜をごちそうし、お礼にめがねをもらいます。めがねをかけたので、目が見えないのをいいことに、いつもシカのご飯を盗んでいた野ねずみを退治できました。しかし野ねずみはめがねを盗みに……
こえ:山本圭祐え:安田裕美13分53秒
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おはなしを聞く
- 星の子キラス
- ほしのこきらす
病気で寝ているマコちゃんのおかあさんが虫の音を聞こうと縁側を開けると、空から宇宙船がやってきました。乗っていたのは星の子キラス。マコちゃんとお母さんはキラスに驚きましたが、よい子だとわかりました。キラスは病気のおかあさんに薬をくれました。そのかわり虫が欲しいというのです……
こえ:折出賢一え:田室綾乃11分41秒
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おはなしを聞く
- さるまねのサルキチ
- さるまねのさるきち
山奥に住んでいたサルキチが舟に乗って港にきました。港には中国やインドネシア、アメリカなど外国の舟がいました。サルキチは色々な国のさるに出会い、歌を歌って欲しいと言われたので歌うと、お礼に洋服やサロン、ネクタイなどをくれました。喜んで村に帰って自慢すると……
こえ:出村孝雄え:佐藤由吾13分36秒
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おはなしを聞く
- 花火
- はなび
二人のうさぎが荷物を引っ張るヤギノおじいさんを手伝い、お礼に花火をもらいました。そこへおおかみが追いかけてきたので一目散に逃げて穴に隠れました。それでもおおかみは追っかけてきます。二人はとっさにもらった花火をおおかみに向けて花火に火をつけました……。
こえ:出村孝雄え:工藤美咲13分45秒
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おはなしを聞く
- 金のすず
- きんのすず
いじわるじいさんが子ねこからいい音のする金のすずを奪い取りました。子ねこが泣いていると貧乏なしんせつじいさんが助けてくれました。そして自分のごはんも子ねこにあげていたので、病気になりました。一方いじわるじいさんは金のすずを高く売ろうとしましたが、変な音しかしません。怒ってすずを投げると……。
こえ:出村孝雄え:真鍋杏15分14秒
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おはなしを聞く
- 栗ひろい
- くりひろい
山の中の動物の国にやさしいライオン王さまがいました。しかし、トラ大臣はよく張りで乱暴者でした。ある日トラ大臣は山の栗を独り占めするために、動物たちに5日後に栗を1人千個集めるように命令します。仕方なくみんな拾いに行きましたが、やぎとうさぎは見つかりません。そこで……
こえ:出村孝雄え:長谷部はるか13分14秒
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おはなしを聞く
- てんぐ風
- てんぐかぜ
山の上に動物幼稚園がたち、動物の子ども達が集まりました。でもてんぐ山のてんぐは腹を立て、てんぐ風を吹かせました。ある日くま、とら、うさぎはてんぐ山にきて、てんぐをやっつけようとしましたが歯が立ちません。ところがうさぎはてんぐが風を吹かせることができなくなる秘密を聞き出します……。
こえ:出村孝雄え:工藤美咲15分49秒
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おはなしを聞く
- ふしぎな卵
- ふしぎなたまご
キリン先生がピンポンの道具を持って歩いましたが、途中でピンポン玉を失くしてしまいます。それをおさるのモンタが見つけて小鳥の卵だと思いこみました。そこでキジさんにあたためてもらいましたが卵のままです。モンタはしかたなく返してもらい、キリン先生に聞きに行くことにしました……。
こえ:出村孝雄え:長谷部はるか13分46秒
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おはなしを聞く
- 島の王さま
- しまのおうさま
いばっていた王さまギツネは、ある日盗んだサンドイッチを売りにきたカラスに葉っぱを1万円に変えて渡し、一人で食べました。次の日はキャラメル、その次の日はチョコレート……。カラスは盗んだものを毎日運び、王さまギツネは葉っぱの1万円を渡しました。ある日カラスがためた1万円を見ると……。
こえ:出村孝雄え:安田裕美14分50秒
Coming Soon.
読み聞かせ童話、動画も順次公開します。どうぞお楽しみに!
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- ヨシノ島とキラス
- ヨシノ島は船乗りの島です。ある日マコトちゃんとユミコちゃんが浜でキラスという星の子に会います。キラスはこの島に住みたいというので、船主のおうちに頼みに行きましたが、断られ、キラスは星に帰ってしまいます。ある晩、船が帰ってこないというのです。みんな泣いていると……
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- せなかの落書き
- ブタノ村で毎日すいかを盗んでいたトンタは、警察署が犯人を探していることを掲示板で知ります。そこで、子ブタのブタロウに罪を着せようと寝ているブタロウのせなかに落書きをします。それを知ったブウスケおじさんは、眠ったトンタのせなかに同じ落書きをしました。やがて雨が……
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- 赤ざると青ざる
- いつも神さまの側にいる赤ざると青ざるはけんかばかり。そこで神さまは2人を山に飛ばしましたが、山でもけんかばかり。山が緑になると青ざるが、紅葉すると赤ざるがいばりました。やがて寒い冬が来ると葉が落ち、2人はくっついて温まっているうちに仲良くなりました。そこへ神様がきて……
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- お金の神さま
- 山おくの動物の村にお金持ちのブタキチがいました。ある日、きつねのコンタが、贅沢が大好きなブタキチを困らせようと、お金を2階から巻くように提案します。するとみんなはブタキチをお金の神さまといって崇めました。いい気持ちになってどんどん巻くうちにお金がなくなって……
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- 駅のストーブ
- 「幼稚園前」という小さな駅のロバの駅長さんが、お客である幼稚園の生徒たちのために大きなストーブとテツビンを置きました。ある日ストーブとテツビンが自分たちはつまらない存在だと話します。でも子どもたちがストーブとテツビンをみて大喜び。園長先生もストーブとテツビンの役割を話すと……
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- 鐘がなる
- 大みそかの夜に、お寺の畑から大根を盗んだコンキチ、ポンタ、クマゾウはおしょうさんに見つかりますが、おしょうさんは叱らずにおもちをごちそうします。おもちで力がついた3人は除夜の鐘を突きに行きますが、1人ずつついてもいい音が出ません。おしょうさんが3人でつくようにいうと……
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- ぬすまれた鯉のぼり
- 山羊の子ヤギオちゃんがオオカミに捕まってしまい、毎日泣いていました。オオカミはある日おみやげに鯉のぼりを持ってきました。おうちを思い出してもっと泣いているヤギオちゃんを置いてオオカミが出ていくと、そこへヘリコプターが現れます。ヘリコプターは実は鯉のぼりでした……
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- 小さな池のカエル
- 小さな池に住むオタマジャクシとメダカは仲よしでしたが、オタマジャクシがカエルになって威張り始めます。カエルはカラスに狙われ、大きな池に誘われます。カエルが大きな池に行くと鯉にいじめられ、怪我をしてしまいます。そこへ亀がきて助けてもらいますが、帰る途中カラスに狙われて……
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- 星の子のプレゼント
- 団地に住むマコちゃん、ケンちゃん、ゴロちゃんはクリスマスが来てもサンタさんからプレゼントがもらえないからクリスマスがいやだといっていました。それを宇宙船から聞いた星の子キラスは、3人にプレゼントを届けることにしました。クリスマスの朝、3人が起きるとそこには……
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- イシコロじいさん
- 石を集めているイシコロじいさんのところに、獲った鯉が石ころになってしまった、とびっくりしてクマキチがやってきます。しかし、それは鯉が石になったのではなく、なまけもののコンタが鯉を盗んで、代わりに入れた石でした。ところがその石こそがイシコロじいさんが探していた石でした……
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- 桃と赤ちゃん
- 正直じいさんと正直ばあさんは道に落ちていた桃の枝を大切に道端によけておきました。次の日桃の枝の花は小人になって大きな桃を運んできました。その桃を食べてみるどんどん若くなりました。隣に住むいじわるじいさんといじわるばあさんはそれを知って桃をもらい、食べてみると……